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Snapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)を考察する&例のアレについて

一応、平和的に例のアレが解決したので報告と、元凶であるSnapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)について簡単に考察するだけのメモ記事です。

例のアレについて

例のアレについて結論から。誤解だったことを✕〇さん(仮称:ぺけまる=サン)にも直接本人に伝えて解決したと思います。

こちらこそ誤解しており申し訳ありません。
ベンチマーク結果とゲームの実動作はイコールではない、100%正確ではない例外もある簡易指標だということを前提に、合格ラインのスコアがどれぐらいなのかを初心者にも分かりやすくしようとしていましたが、数字だけが一人歩きする状態でしたので8 Gen 1の表記も含め変更しました。

あくまでも「傾向」ですので実際には個々の端末により変動しますし、2000以上出ていても実際のゲームではGPU使用率が低く意味がなかったり熱だれで安定せずジャンクが増えたりする場合もあります。

おそらくですがPOCO F4 GTは
・通常アプリやバランスモードの場合は発熱を抑える調整→ピーク性能よりは低いが安定した性能が出る
・発熱しやすい8 Gen 1なのにパフォーマンスモードでは熱制御が緩い結果、逆にバランスより早く低性能になりやすい
・原神などの一部ゲームはバランスモード時にパッケージ名判定で別途性能制御
が合わさることで偽装版3DMark (通常アプリ) は安定するものの原神ではふるわない、という結果になるのではないかと思われます。

非偽装版 (≒ゲーム中パフォーマンスモード) では安定度は90%以上にならず、スコア1100~1500程度に収まるようです。
OnePlusやSamsung、SONYなど他メーカーでも8 Gen 1機種は冬~夏どれも同様の傾向にあるため、2000近くを安定して出せる環境は限られるかと思います。
全体の平均:https://benchmarks.ul.com/hardware/phone/Xiaomi+Poco+F4+GT+review
2022/12:https://youtu.be/z2ZW7WHTagY?t=94
初期:https://www.xda-developers.com/poco-f4-gt-hands-on/
https://www.nextpit.com/poco-f4-gt-review

原文ママ(ぺけまる=サン)

経緯と直接伝えた理由

例のアレの経緯をざっくり話すと

  • Redmi K60 Proのレビューを投稿し、記事内にて原神の動作に3DMarkのスコアが使われていることに言及する
  • その言及の記述で具体的に誰かを避け、記述がやや誤解を与えて内容に不足があった結果、ぺけまる=サンを誤解させる(?)
  • ぺけまる=サンは具体的なブログ名を出さないまでも、その際出てきたSnapdragon 8 Gen 1のスコア2000超えがブーストによる可能性があり、それを前提に私が主張している(かも)ので前提が間違いと呟かれる
  • たまたま私がそれを見て、言及されていないがほぼ私だと推測、釈明と事について”りとらいんはクソブログだが…”の記事を検索エンジンにインデックスさせない形で公開し、読者=サンにコメントを頂きつつ、本人に伝わってと少し他力本願だった
  • Snapdragon 8 Gen 1のブースト疑惑についてりとらいんで言及されたら”データあるし、ブーストじゃないよ!”とすれば事実だから済むと楽観的だったが、想像よりも早くK60 Proの記事でブーストについてコメントされる
  • ぺけまる=サンが”りとらいん”と言及していないため、最悪の場合Snapdragon 8 Gen 1ユーザー全員にこのブースト疑惑が付きまとう&永遠に疑われ続ける可能性を懸念し、直接本人に伝えてお互いに誤解があったことを認識して貰うために行動
  • 6/20のお昼:ぺけまる=サンから返答

時間の経過と睡眠で脳がクリアなこともあり、改めて見て匿名=サンの言葉を借りるなら”お互いの自意識過剰”、つまりどちらも誰と言及していない状態で、互いにそうじゃないかと意識し過ぎた結果だと言わざるを得ないです。

私としては本人と誤解がある状態のまま平行線なのにモヤモヤしつつも、Snapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)の結果は事実としてそうなのだから、仮にアレだけでうちに”ブーストミサイル”が来ても1つ1つ対応するつもりでいました。

しかし、想定よりも早く頂戴してしまったことと、言い方は悪いですが”アレだけで”わざわざコメントしてくる人全員が話をすれば通じる方とは限らない(正常ならそも突撃的なことはしない)、Snapdragon 8 Gen 1で2000しか記載が無かったため、最悪の場合…私が原因でSnapdragon 8 Gen 1ユーザー全員にブースト疑惑による謂れ無き業を背負わせることになってしまうことは想像に難くないです。

それはお互いの本位ではなく、万が一ではあるものの巻き込む訳にはいかないので、直接ぺけまる=サンに問い合わせの方から連絡し、一連の過程を含め誤解を与えてしまったことの謝罪と文脈変更のお願いをしました。

お忙しいところ失礼します、りとらいんというブログを書いているhiroと言います。
恐らくぺけまる=サンも認識されており、Redmi K60 Proのレビュー記事を拝見されたかと存じ上げます。
記事内にてSnapdragon 8 Gen 1のWild Life Extreme Stress TestのLowest Scoreについて 、2000を超えているため、恐らく6月としては有り得ないスコアと思われたことだと認識しています。
これについてはMOD版を用いて、今年の2月冬場にSnapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)が記録したデータを流用し、そのことを記述していなかったためぺけまる=サン含め読んだ方に誤解を招くものだったと猛省しております。申し訳ありません。
また、原神についての記述についてもぺけまる=サンを指すものでは無く、実際にプレイしていないにも関わらずスコアだけで言及されている方々がいる現状を把握して貰うために記述しており、こちらももし誤解させてしまっていたら本当に申し訳ありません。
こちら側に非がある上で厚かましいお願いかもしれませんが、ベンチ結果一覧の8Gen1で2000超えはほぼブーストについて、ニュアンスを変えて頂けませんでしょうか。
名指しではない場合、仮にSnapdragon 8 Gen 1で私と近い結果を記録した方々全員がブーストだと疑われ、そのことでコメント等をされて私以外にも影響する可能性があります。
”りとらいんのデータはブーストによる結果”でも構いません、ご対応頂けますと幸いです。
様々な誤解を与えてしまったこと、重ね重ねお詫び申し上げます。

ほぼ原文ママ

最終的に冒頭の通り、ぺけまる=サンも誤解であり、数字が一人歩きしてしまう状態なのは把握していたっぽく、こちらのお願いである文脈の変更をして頂きました。

大きな騒動にはならず、ほぼお互いの誤解で済みましたが、最悪Androidを扱う人々全体に火種が波及しかねない自体を招いてしまい、本来は別の問題を伝えるためだったとはいえお騒がせして申し訳ありませんでした…。

これの釈明的な記事についてはその役目を失ったこと、一時的な感情で書いていた部分もあるのでコメントだけスクショして私の苦い思い出にすることとし、この記事に吸収合併的な形で消滅させました。

Snapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)を考察する

さて例のアレについて報告を終えたところで、元凶のSnapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)を考察という名の私が持ち合わせる知識をべしゃり散らかしとうございます。

MIUI Global 14.0.1.0(TLJMIXM)

まず、件のSnapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)でWild Life Extreme Stress Test(MOD版)でLowest Score2000超えが出るか・出ないかで言えば、少なくとも出ます。

これはMIUI Global 14.0.1.0(TLJMIXM)のPOCO F4 GTが【あなたは誰の評価を信じますか?安価でゲーミングを謳う「Xiaomi POCO F4 GT」】で、2月の冬場かつ夜というSnapdragon 8 Gen 1が性能を発揮しやすい”好条件下”において記録し、今のところ”りとらいん”がピーク性能として他の端末と比較する際に流用しているデータ。

この記事内でも言及していますが、注目点として”Snapdragon 8 Gen 1でもWild Lifeでスコア10000オーバーする機種が存在しているので、POCO F4 GTは8 Gen 1機にしては少し低い”という部分。

これは、ぺけまる=サンの言及されていた”通常アプリやバランスモードの場合は発熱を抑える調整→ピーク性能よりは低いが安定した性能が出る”という予想、私が少し低いとした部分に合致します。

加えてしつこく擦りまくり、噛ませ犬にしていた原神の動作(fps)についても、パフォーマンスモードで全コア1.2GHz以下でしか動作せず平均35.2fpsだったことに私も言及していました。

Snapdragon 855(Mi 9T Pro)の平均38.6fpsにすら劣る無様な結果で、リネーム元のRedmi K50GがWekiHome 楼斌=サンの分解動画内で50fpsを超えており、かなり不可解で制限があることは想像に難くありません。

最終的に”ゲームターボのパフォーマンスの最適化”と”バッテリーモード/バランス”に設定すると、スメールでもマシな動作になったのをよく覚えています。

温度について平均バッテリー温度が15分間で33.6℃、Snapdragon 8 Gen 1にしては冷えていると評価しましたが、後々の結果から今思えば恐らく性能制限で抑えられていたのかもしれません。

性能が出ていない状態との比較では同じ端末でSnapdragon 8 Gen 1だと言うのにも関わらず、35.2fpsと46.6fpsでその差は約1.3倍でした。

いくら冬だったとはいえLowest Score2000超えのSnapdragon 8 Gen 1(POCO F4 GT)が素では、Snapdragon 855にすら劣る体たらくで、こんなものが”コスパ”を連呼されているのか…と失望すら感じたこの計測結果を持ってして、後々”LG V60 ThinQ 5G”で確信へ変わる「3DMarkのスコアで原神は測れない」と「レビュアーサン達への疑惑」を持つことになりました。

Xiaomi.eu-INGRES-V14.0/7/0TLJCNXM

期待外れでXiaomiに煮え湯を飲まされた私が行った次の行動はご存知の通り、POCO F4 GTのroot化とeuROMの導入、物理的な改造と動作クロック等の調整です。

Redmi K50GベースであるeuROM(Xiaomi.eu-INGRES-V14.0/7/0TLJCNXM)化、強力な動作制御モジュール”FDE.AI-docs”とSnapdragon 8 Gen 1の低電圧化を行い、放熱面積の増強を願ってM.2 SSD向けの純銅ヒートシンクをぶち込みました。

これにより、諸々の要因でCPU Throttling Test含め安定性(というより性能低下)を無理やり改善させました。

原神の動作も無理やりですが、大幅に改善させ、MIUI Global 14.0.1.0(TLJMIXM)の46.6fpsから54fpsまで伸ばすことに成功しました。

ただし、Snapdragon 8 Gen 1にしては安定性を重視していたと思われるMIUI Global 14.0.1.0(TLJMIXM)から、電力効率のスイートスポットから大きく外れて劣ってしまい、平均9943mWと約10Wも消費する結果になってしまいました。

K60 Proのレビュー以降では”FDE.AI-docs”やヒートシンクは取っ払い、Xiaomi.eu-INGRES-V14.0/9/0TLJCNXMへ更新したK50GもどきのPOCO F4 GTを使っています。基本的に役割は噛ませ犬です。

K60 Proのレビューと殆ど同じ状態のPOCO F4 GTだと、Wild Life Extreme Stress TestでLowest Score2000超えなんて6月の夏場に近い気温では、euROMの状態でも出ません。冬場かつ安定性重視だと思われるPOCO F4 GT(MIUI Global)でないと再現性は低いです。最大スコアが上がっている点もかなり気になります。

少しだけ今後のネタバレというかデータのお披露目になってしまいますが、Lowest Score1856のPOCO F4 GT(Xiaomi.eu-INGRES-V14.0/9/0TLJCNXM)だと、原神はスメール(30分間+千尋の砂漠)で平均54fpsです。

察しの良い方はもう言わなくても分かっていると思いますが、好条件下でLowest Score2000超えのPOCO F4 GTより、Redmi K50GもどきなLowest Score1856のPOCO F4 GTの方がまだマシなゲーム性能を発揮します。

未だに擦り続けている疑惑等も含めて、全ての根幹部分はコレらの計測データ(とLG V60 ThinQ 5G)からです。何となく私が何を言いたいのか理解して貰えると思います。

2つの状態から考察(推測)できること

メモ的かつ簡単な箇条書きです。あくまで推測ですし、POCO F4 GT&私のサンプルに過ぎません。

  • MIUI Global 14.0.1.0(TLJMIXM)で冷えた状態ならLowest Score2000超えは稀に出る(再現性は低い)
  • MOD版のデータ、私の予想、ぺけまる=サンの予想からPOCO F4 GT(Global ROM)は意図的に原神の性能が振るわない(発熱し過ぎない様に)調整されている、もしくは性能自体抑えられており、ストレステストなどでは安定性しやすいが…な状態
  • euROM化した場合、調整の有無に関わらず原神で50fps前後の性能が発揮される
  • 恐らくPOCO F4 GTとRedmi K50Gは殆ど等しい存在だが、ソフトウェア(カーネル)等の制御は全く別物
  • 同じPOCO F4 GT(Snapdragon 8 Gen 1)でも、一個人のたった2つのサンプルですら全く別物のゲーム性能とベンチマーク結果

これらから簡潔に、Redmi K50Gが海外のレビューなどで原神の動作が50fps前後なのは”K50Gだから”リネーム品で殆ど等しいSnapdragon 8 Gen 1搭載端末でも、POCO F4 GTが振るわなかったのは”POCO F4 GTだから”…と、簡単ではありますが、考察…というか推測できます。

制御部分が異なれば等しい存在でも全く別物の結果になるという典型的なケースであると言え、ベンチマークテストやカタログスペックだけでゲーム性能を見ることがあまり出来ないことを証明する判断材料になると思います。

もし仮に目の前にPOCO F4 GTとRedmi K50Gがあったとして、恐らくその違いを説明できる人はほぼ居ないと思います。これは他のケース(例えば国内版と海外版)でも似たような事象があるはずです。

私も自分でこれを経験するまではリネーム品とはいえ、殆ど等しい存在同士で全く別物の性能になるとは思えませんでした。

あとがき

とりあえずSnapdragon 8 Gen 1の話は置いておいて、お騒がせしました。コメント下さった方や、コメントはしないけど”りとらいん”を定期的に見て下さっている方はありがとうございました。実際仕事でやらかしする程度には凹んでいたのでありがたかったですし、冷静な視点からの意見は貴重です。

言及しだしたことに若干後悔もありますが、色々と驚きもありました。ぺけまる=サンが”りとらいん”を認識していることもそうですし、両方見ている方がいらっしゃるというのもそうです。私的に”りとらいん”はまだネット上に存在する有象無象で矮小な存在に過ぎないので…。

同時にやはり”原神をベンチマークテストだけで判断するべきではないことを解説する”的な記事を作成するべきだとも感じており、ニュアンスに気を付けつつ私が旅人として経験したこれらを、いつかまとめる気ではいます。

副産物で原神におけるOpenGLとVulkan APIの違いをテストしていて、そのうちこれを先に出します。これからも半熟玉子ができるくらい生暖かい目で”りとらいん”を見て頂けると幸いです。

コメント

  1. 匿名 より:

    己を卑下しすぎるのもイクナイ

    AIベンチ記事楽しみにしてるよ

  2. 匿名 より:

    円満解決おめでとうございます。
    そしてリネームモデルに見えても中身が別であると事があること、理解しました
    手元にあるRedmi K30とPOCO X2も別の制御だったのかなと気になりました

    前の記事の名無しさんが言っていた、OpenGLとVulkan APIの違いの記事も楽しみにしています

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