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realme GT Neo6 SEレビュー:7+ Gen 3と旗艦級のディスプレイを採用した”銀ミドル”

Snapdragon 7+ Gen 3やBOE S1発光材のディスプレイを採用した、realme GT Neo6 SEを購入したのでレビューします。

新しい試みとして今回のrealme GT Neo 6 SEは、hiroとららりらの2人でのレビューです。

realme GT Neo6 SE

ALIENTEK UT70をららりらサンにプレゼントした辺りで、私(hiro)の方から2人で端末レビューの作成を提案していました。

ららりらサンをりとらいんに誘った経緯も含めて、いつか敬愛するGeekerwan=サンのようなレビューをやってみたい、という誰しも一度は経験のあるであろう”〇〇のようなことをしたい系”の想いから提案。

色々相談しながら”やってみよう”ということで、お互い気になっていた「realme GT Neo6 SE」で決定し、今回…です。

記事内容担当
基本撮影・構成と内容
スペック・仕様~デザイン
対応バンド・VoLTE
ディスプレイ
充電
オーディオ
ベンチマークテスト(Geekbench 6~RealSR-NCNN)
勝利の女神:NIKKE
その他:ゲーム機能
hiro
OS
カメラ
原神
崩壊:スターレイル
World of Tanks Blitz
補助・内容確認と情報収集
ららりら

スペック・仕様

真我/realme GT Neo6 SE(RMX3850)
OSrealme UI 5.0(Android 14ベース)※¹
SoCSnapdragon 7+ Gen 3(TSMC 4nm N4P)
メモリ8/12/16GB(LPDDR5X)
ストレージ256/512GB(UFS 4.0)
ディスプレイ6.78インチ AMOLED
(2780×1264/0.5-120Hz:8T LTPO/Gorilla Glass Victus 2)
サイズ162×75.1×8.65mm
重さ191g
バッテリー5500mAh(デュアルセル2750mAh×2構成:100W SUPERVOOC)
カメラ50MP(メイン:Sony LYT-600 1/1.95型/OIS)※²
8MP(超広角:Sony IMX 355 1/4型)
32MP(フロント:Sony IMX 615 1/2.74型)
インターフェースUSB Type-C(USB 2.0/480Mbps)
nanoSIM×2
オーディオステレオスピーカー
Hi-Res Audio(44100~192000Hz)
コーデック:LHDC/LDAC/aptX(Adapteive/HD)/AAC/SBC※³
接続規格Wi-Fi 6E(802.11a/b/g/n/ac/ax)
Bluetooth 5.4
NFC
防水・防塵IP65
セキュリティ画面内指紋認証/顔認証
備考※¹realme UI 5.0≒ColorOS 14
※²LYT-600=IMX 882
※³LHDCはOPPO系列ブランド内(OnePlus/realme)で利用制限
(スペック参考元:realme.com/WeikHome=サン)

開封・内容物

(今後&慣れるために)淘宝網から購入するか迷いましたが、早めに確保したかった&慣れてて配達が速い京東を選択。

真我京东自营旗舰店から12/256GB(流银骑士)を1899元で購入、4/15に注文して5日後の4/20には届きました。流石は京東の官方标配…129元持ってかれただけはあるリターンです。諸々合わせても早めに確保したので約4.4万円前後でした。

(京東ではいつも通りな)綺麗な状態で届きました。内容物は中華系らしく、ケースやACアダプター等が一式揃ってます。

パッケージ内容
・realme GT Neo6 SE
・ACアダプター(5V2A-11V9.1A/最大100W※200-240V地域のみ)
・USB Type-A to Cケーブル
・保護ケース
・画面保護フィルム(貼り付け済み)
・SIMピン
・マニュアル類

デザイン・外観

ららりらサンに「シルバー(流银骑士)で」と言われたので、流银骑士になりました。

先代のGT Neo 5 SEから、レザー素材の高級感やゲーミングっぽい華やかさは無い代わりに、落ち着きのあるシンプルで洗練されたデザインになり、ミドルレンジかつプラスチック製らしからぬ中々良い外観です。

光の角度や遠目からだとあまり気にならないものの、背面パネルの光沢感は強めで指紋や映り込みがやや目立ちます。指紋や反射の目立ちにくいマットな加工であれば文句無しに最高でした。

ディスプレイ・背面パネルどちらも樹脂製のフレーム部分までは、ラウンドしたエッジ形状を採用。


ボタン配置は一般的な音量ボタン(上)・電源ボタン(下)の構成

上下の各種ポートとSIMスロット。Type-CポートはUSB 2.0(480Mbps)

重さは貼り付け済みのフィルム込みで約193gでした。

プラスチック製の背面パネルや樹脂フレームのおかげで、6.8インチ前後かつ5500mAhバッテリー採用端末としては比較的軽めです。

OS:realme UI 5.0(ColorOS 14)

realme GT Neo6 SEは、Android 14ベースのrealme UI 5.0(≒ColorOS 14)を搭載。

出荷時のプリインストール段階で、追加更新されたコントロールセンター等に対応したColorOS 14ベースのrealme UIを利用可能になっており、中国版のカスタムAndroid OS(UI)では使い勝手が良好な部類です。

ゲーム専用RAM機能にも対応しており、任意のアプリ2つまでに割り当てて起動の高速化や更新可能な場合、自動で行うこともできます。

ColorOS自体のAI機能も豊富で、文字起こしと翻訳を同時に行える機能が搭載されており、精度良くリアルタイムで瞬時に表示されるので便利です。海外メーカーの製品発表会などで有用です。

対応バンド・VoLTE

realme GT Neo6 SEの対応バンドは以下の通り。B19やB18/26に非対応で、SoftBank系以外だと少し心許ないです。

5GNR:n1/n3/n5/n8/n28A/n41/n77/n78
4GFDD-LTE:B1/3/5/7/8/28A
TDD-LTE:B34/38/39/40/41
3GWCDMA:B1/5/8
2GGSM:850/900/1800MHz

povo2.0のSIMを入れてAPN設定後、問題なく通信可能&VoLTEが有効化されました。

ディスプレイ:BOE S1発光材採用で1.5K・8T LTPO対応

realme GT Neo6 SEはBOE製のS1発光材を採用した、6.78インチ・2780×1264(1.5K)解像度で最大120Hz(8T LTPO)駆動、ローカルピーク輝度6000nit(グローバル1600nit)に対応する、エッジディスプレイを搭載しています。

ミドル帯では最高クラスでフラッグシップと遜色ないどころか、ぶっちゃけ5万円以下でこの性能を出されると…。

壁紙:https://www.pixiv.net/artworks/78408654

サブピクセルはダイヤモンドピクセル配列でした。

realme端末ながら、Widevine セキュリティレベルはL1に対応。動画ストリーミングサービスで高画質な再生が可能です。

充電:100W SUPERVOOC対応

realme GT Neo6 SEはミドルレンジながら、有線100W出力に対応する”100W SUPERVOOC”での充電が可能です。

毎度のことながら…OnePlusやOPPO系は付属の100W対応ACアダプターだと、100-130Vの地域では最大80WのSUPERVOOCまでしか出力できません。(ただしピーク時の値が出力されるのは、バッテリー残量がほんの僅かな場合の瞬間的)

100-240V地域で100W出力が可能な「一加 SUPERVOOC 100W 双口超级闪充充电器」で、realme GT Neo6 SEを充電してみると、80W前後のSUPERVOOCが出力されていました。

バッテリー残量5%状態から95%までの充電経過を、Scene 7で簡易的に計測してみると所要時間は約20分程度でした。

SUPERVOOC以外では中国で普及しつつあるUFCSで33W、一般的なUSB PD(PPS)で25W前後にて充電が可能です。

オーディオ

realme GT Neo6 SEはOnePlus Ace 3V同様に、Dolby Atmos非対応で代わりに類似したOreality audioに対応。

外部出力時に限定されるものの、立体音響やHolo Audioにも対応しています。

いつも通り「Neutron Music Player」と、USB Type-C to 3.5mm変換アダプター(アナログ式)を使って、再生可能な周波数などを確認。デフォルト設定では48000Hz(16bit)固定でした。

ドライバー設定から、Hi-Res系の出力を許可すると44100~192000Hzまで出力可能になり、ネイティブ192KHz(24bit)のWav音源もノイズや出力低下は発生せず、しっかり再生できていました。

realme GT Neo6 SE:Hi-Res Audio&アナログ出力テスト
再生可能周波数Speaker:44100~192000Hz
Line-out:44100~192000Hz
アナログ出力可能(DAC非搭載の変換アダプターもOK)

スピーカーのアンプ部分にOnePlus 12やvivoのXシリーズで採用歴のある、tfa98xxを採用しているようです。

筐体の大部分がプラスチック製かつミドルレンジということで、ステレオスピーカーの音質は期待していませんでしたが…想定外に割と聴ける音質でした。

筐体相応に低域はあまり出ないものの、Redmi Note 12 Turbo程スカスカ…ということもなく、ボーカル(中域)や高域は比較的クリアで、今まで試した中だとRedmi K60 ProとOnePlus Nord 3の間くらいの音質な印象です。

カメラ

realme GT Neo6 SEのカメラは、広角50MP(LYT-600=IMX882)と超広角8MP(IMX 355)の二眼構成です。

hiro
hiro

私の方はカメラに専門的では無いので、Redmi 12 5G以降…逃げてます。

というわけで、評価は真のプロである”ららりら兄弟”に丸投げします。

ららりら
ららりら

(兄弟とかプロとか勝手に言ってるけど、実際は違げぇますよ…)

撮影モード等

ららりら
ららりら

hiroサンに丸投げされたので、カメラ部分は私が担当します。

カメラモードは夜景モードやパノラマモードなどの他にストリートモードもあります。

ストリートモードは、このモードでしか使えないフィルターが用意されていたり、被写体をタップするだけで自動でタップした位置にズームしてくれたり、ストリート撮影に特化しています。

写真に付けることができるボーダーは、写真から色を抽出して雰囲気に合ったボーダーにすることもできます。

簡単な作例と雑感

簡単な作例を何枚か紹介します。焦点距離やシャッタースピードはボーダーを参照してください。

もはや、スマホ好きなら親の顔より見た”IMX 355”なので…超広角の写りはおまけです。メインのLYT-600はSnapdragon 7+ Gen 3のISP性能や、OPPO系ソフトウェアのおかげで意外と良く写ります。

2倍ズームまではあまり画質が劣化せず、基盤や細かい物の撮影も割としやすかったです。

下の2枚は暗いところで撮影した写真ですが、ミドル特有のノイズが異常に乗るようなこともなく実用レベルの画質です。

ららりら
ららりら

兄弟機のAce 3Vと同様にLYT-600+7+ Gen 3(Spectra Cognitive ISP)なので、OV64Bが多かった従来のミドル機よりまぁまぁ良くなってます。

ベンチマークテスト

念の為、ベンチマーク内容や検証環境等について簡単に記載しています。

hiro・ららりらで、共通化・計測データの共有等も組み込んだ「りとらいん:ベンチマークレギュレーション」は以下の通り。

りとらいん:ベンチマークレギュレーション Ver.1.0
ベンチマークテスト担当者
CPU性能・Geekbench 6(リネーム版)
・電力効率曲線
hiro・ららりらで共通
GPU性能・3DMark Wild Life Extreme(リネーム版)
・電力効率曲線
ストレージ
メモリ性能
CPDT Benchmark
AI性能AI Benchmark(リネーム版)
簡易AIテストRealSR-NCNN-Androidhiroが担当
ゲーム性能勝利の女神:NIKKE
迎撃戦:特殊個体:モダニア
原神/スメールシティ
夜蘭C1ランニングテスト/30分間
hiro・ららりらで共通
崩壊:スターレイル/ピノコニー(黄金の刻)
黄泉 四相断我無双移動テスト/30分間
World of Tanks Blitz
その他、ゲームでの動作分析
ららりらが担当

消費電力や温度、動作周波数などの詳細な測定には、Scene 7(TOOLBOX-SCENE)のadb/rootモードを利用。

加えてベンチマーク時だけ性能を発揮しやすくし、スコアを良く見せてゲーム等では性能を意図的に落とす、所謂”ベンチマークブースト”対策にApkRenamerでアプリパッケージ名をリネームしたものを共通で採用しています。

テスト/比較端末・環境構成
【realme GT Neo6 SE】
・OS:Android 14(realme UI 5.0:14.0.1.604/CN01)
・SoC:Snapdragon 7+ Gen 3
・メモリ:12GB(LPDDR5X)
・ストレージ:256GB(UFS 4.0)
・動作:GTモード(realme UI)
【OnePlus 12】
・OS:Android 14(OxygenOS 14.0:CPH2581_14.0.0.404 EX01)
・SoC:Snapdragon 8 Gen 3
・メモリ:12GB(LPDDR5X)
・ストレージ:256GB(UFS 4.0)
・動作:高パフォーマンスモード(OxygenOS)
【Redmi K60 Pro】
・OS:Android 14(Xiaomi HyperOS:1.0.5.0UMKCNXM)
・SoC:Snapdragon 8 Gen 2
・メモリ:8GB(LPDDR5X)
・ストレージ:256GB(UFS 4.0)
・動作:パフォーマンスモード(HyperOS)
【Legion Y700 2023(≒NEC LAVIE Tab T9)】
・OS:Android 13(ZUI 15:15.0.737)
・SoC:Snapdragon 8+ Gen 1
・メモリ:12GB(LPDDR5X)
・ストレージ:256GB(UFS 3.1)
・動作:パフォーマンス(ゲームアシスタント)
【OnePlus Ace 3V】
・OS:Android 14(ColorOS 14:14.0.1.523)
・SoC:Snapdragon 7+ Gen 3
・メモリ:12GB(LPDDR5X)
・ストレージ:256GB(UFS 4.0)
・動作:高パフォーマンスモード (ColorOS)
【Redmi Note 12 Turbo(≒POCO F5)】
・OS:Android 14(Xiaomi HyperOS:1.0.2.0.UMRMIXM)
・SoC:Snapdragon 7+ Gen 2
・メモリ:8GB(LPDDR5X)
・ストレージ:256GB(UFS 3.1)
動作:パフォーマンスモード(HyperOS)
【Redmi K60 Ultra(≒Xiaomi 13T Pro)】
・OS:Android 14(Xiaomi HyperOS:1.0.5.0UMKCNXM)
・SoC:Dimensity 9200+
・メモリ:12GB(LPDDR5X)
・ストレージ:256GB(UFS 4.0)
・動作:パフォーマンスモード(HyperOS)
備考・リフレッシュレート:120Hz(144Hz)
・ディスプレイ輝度:各端末での50%固定
・通信環境:Wi-Fi 5(5GHz接続)&機内モード

Geekbench

Geekbench 6
通常版(6.2.2)パッケージリネーム版(6.2.2)
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
シングルコアスコア:942
マルチコアスコア:4308
最大消費電力:10.28W

CPU性能を計測するGeekbench 6の結果です。アプリパッケージ名による判定で、ベンチマーク時のみ制御を変えています。

通常版とリネーム版でスコアが大きく異なり、シングル性能に至ってはSnapdragon 870以下(1100~1200前後)、ベンチマークブースト時の半分近くまで落とされています…。(ただし、Snapdragon 7+ Gen 3本来の実力は通常版が近い)

realme GT Neo6 SEを含めた各端末(SoC)のシングル・マルチコア性能を、リネーム版で比較したグラフは以下の通り。ブースト込みのスコアはSnapdragon 8 Gen 2に匹敵しますが、ブースト無しではAce 3Vはおろか…7+ Gen 2にも劣ります。

スコアの話は置いておいて…スマホは基本パッシブでの冷却になり、バッテリー容量にも制限があるので電力効率も大事です。

最大スコア÷5/×4/+各SoC最小周波数の5点でマルチスコア・消費電力を測定し、簡単な電力効率の曲線を作成して各SoCのワットパフォーマンスを確認します。

(電力効率曲線の場合、カーブと測定点が左上に近いほど良く、右下に近いほど悪いです)

ベンチマークブーストを行っていないAce 3VがSnapdragon 7+ Gen 3の実態に近く、realme GT Neo6 SEの結果は7+ Gen 3の結果として比較して良いか微妙です。まぁ…極端に悪い電力効率では無いので、そこまで気にしなくていいです。

”仮に”10W前後でスコア5000前後ならと仮定して…通常版の結果をグラフに反映すると、Snapdragon 8 Gen 2と8+ Gen 1の丁度間に7+ Gen 3が位置します。

余談として、原神(com.miHoYo.GenshinImpact)にパッケージ名をリネームしたGeekbench 6を使って、後述する”Geek Performance Panel”の動作クロック変更を強制トリガーし、電力効率や最大性能を調べようとしましたが…。

変更可能なクロックの最高値+OnePlus 18W Cooler装備で物理的に不正しても、原神でも性能を制限しているのか碌にスコアが出なかったので、ピーク値の測定だけにしました。

hiro
hiro

マシとはいえ、OnePlus Ace 3Vといい…realme GT Neo6 SEといい…。

uag Governor採用の”Snapdragon 7+ Gen 3”はGeekbench系の挙動が謎です。

3DMark

3DMark Wild Life Extreme(パッケージリネーム版)
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
Overall score:2991
最大消費電力:8.6W

GPU性能を計測する3DMark Wild Life Extremeで、realme GT Neo6 SEはスコア2991でした。Ace 3V同様に3DMarkはマトモな挙動です。

リネーム版で比較したグラフは以下の通り。Snapdragon 8+ Gen 1以上、8 Gen 2未満のGPU性能です。

GPUの電力効率はAce 3VのSnapdragon 7+ Gen 3とほぼ同じで、やはり8 Gen 2と8+ Gen 1の中間くらいに位置します。

CPDT Benchmark

CPDT Benchmarkでストレージ・メモリ性能をテスト。テストのファイルサイズは1GB、BufferingやCacheはOFFの標準設定です。

CPDT Benchmark
計測結果
realme GT Neo6 SE
(LPDDR5X/UFS 4.0)
Sequential write:703.70MB/s
Sequential read:1.48GB/s
Random write:33.65MB/s
Random read:28.54MB/s
Memory copy:15.52GB/s

realme GT Neo6 SE(UFS 4.0)のストレージ性能は、シーケンシャルリードがやや速めな以外はUFS 4.0として普通な結果です。

メモリコピー速度は兄弟機のAce 3Vと大差なく、Snapdragon 8 Gen 2と同じくLPDDR5X(4200MHz)まで対応する割に、7+ Gen 3だとあまり振るわない結果に。

AI Benchmark

AI Benchmark V5(パッケージリネーム版)
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
Device AI Score:138
(Medium Performance)

暫定的に採用しているAI性能テスト、AI Benchmark V5でrealme GT Neo6 SEはスコア138でした。

Ace 3V同様に、Snapdragon 7+ Gen 3自体がこのテストに(最新Verでも)最適化されていないため、計る意味はあまり無いですが…一応。

RealSR-NCNN-Android

機械学習性能を計るベンチマーク結果だけ見ても…大体の場合「?」状態です。いつも通り簡単なAI性能テストとして、機械学習(AI)を用いた画像のアップスケーリングをテストします。

Real-ESRGANベースの”RealSR-NCNN-Android-GUI”で、1080×1920(FHD)の画像1枚をモデル”real-esrganv3-anime”でGPUを使って処理させ、アップスケーリング後にResultで確認可能な合計処理時間(秒)で比較。

RealSR-NCNN-Android:アップスケーリングテスト
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
real-esrganv3-anime-x2(GPU):11.508秒
real-esrganv3-anime-x4(GPU):24.693秒

GPU性能の差がそのまま反映され、Snapdragon 8 Gen 2と8+ Gen 1の中間(8+寄り)なSnapdragon 7+ Gen 3らしい結果に。

RealSR-NCNN-Android-GUIでのアップスケーリングは、Snapdragon 888以上であればちょっとした壁紙をスケーリングするのには、どれも実用的な性能です。

ゲーム性能

勝利の女神:NIKKE

フレームレートによってDPSに差が生じ、フレームレートの安定性が重要な「勝利の女神:NIKKE(メガニケ)」での性能をテスト。テストに採用している中では動作負荷が軽めなタイトルです。

コアさえ破壊すれば胴体を撃つだけで良く、最もランダム要素を排除して動作を揃えやすいため、迎撃戦(特殊個体:モダニア)でテストしています。動作検証なのでモダニアは普通にバースト(残滅モード化)させます。

戦闘狂の指揮官以外はクイック戦闘で消化すると思うので計測は1回です。逆に1回目の時点で平均50fpsを越えない場合、ストーリーの攻略や日課の消化にすら使い物にならないという目安にもなります。

メガニケ:迎撃戦(特殊個体:モダニア)
テストタイトルの動作目安、性能の影響について
影響:CPU側+SoCの最適化
推奨の目安:Snapdragon 8 Gen 1以上
平均フレームレート:50fps以上
最低フレームレート(1%):45fps以上
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
平均フレームレート:57.1fps
最低フレームレート(1%):45fps
平均消費電力:5.58W
最大バッテリー温度:21.5℃

迎撃戦(特殊個体:モダニア)でのフレームレートは平均57.1fps、最低(1%)で45fpsでした。メガニケはそこそこ良い動作です。

動作負荷の軽いメガニケだとCPUの世代が新しいおかげもあるのか、Snapdragon 8 Gen 2や8+ Gen 1より消費電力が減少しています。7+ Gen 2やD9200+との差は、単純に平均フレームレートが高い・低いかの違いだと思います。

原神(Genshin Impact)

Snapdragon 855+メモリ6GBクラスに推奨スペックが引き上げられた「原神(Genshin Impact)」での性能をテスト。現在の水準だと原神はやや重め程度のタイトルです。

原神のテストは、スメールシティを夜蘭の元素スキルでランニングし続ける”スメールシティ/夜蘭C1ランニング”を採用。夜蘭(C1)で約4分間のルートを最高画質+60fps設定で30分間走行して計測します。

中華圏でもスマホ・タブレットの性能試験として用いられている、重いスメールシティを夜蘭の元素スキルでランニングし続けるテストです。

Geekerwanサンのコースを参考にしつつ検証用に周回ルートを組み換えて、1周あたり夜蘭が1凸の場合約4分のコースを作成。このコースをひたすら各端末で30分間ランニングして動作検証しています。(実際のルートは以下の通り)

エネミーの行動パターンや戦闘のローテーションといった、ランダム性を排除した純粋なマシンパワーの測定です。スメールシティそのものに大量のNPCが配置され、地形も複雑なためCPUボトルネックの差も大きくなります。

原神:スメールシティ/夜蘭C1ランニングテスト/30分間
テストタイトルの動作目安、性能の影響について
影響:CPUボトルネック
推奨の目安:Snapdragon 7+ Gen 2以上
平均フレームレート:50fps以上
最低フレームレート(1%):35fps以上
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
平均フレームレート:45.1fps
最低フレームレート(1%):37fps
平均消費電力:5.8W
最大バッテリー温度:43℃

スメールシティ(夜蘭C1ランニングテスト)でのフレームレートは平均45.1fps、最低(1%)で37fpsでした。

2024年の端末水準としてはあまり良くない…というかSnapdragon 870以下の動作です。Ace 3Vとか他と比較するまでも無いです。

開始時点でフレームレートがあまり安定していないのですが、バッテリー温度が40℃を超えるプレイ開始12分辺りで段階的に性能制限が掛かり、15分辺りで39~40fps台に固定されます。

OPPO系の中でもrealmeの端末は比較的、スロットリング強めですが…realme GT Neo6 SEはかなり強めです。

(ららりらサンが31分弱プレイしたので、グラフの比較データには30分/1800秒までの部分を反映してます)

途中で性能がかなり制限されるので、平均消費電力はそこまで高くないです。(かと言って温度が低いって訳でもない…)

ららりら
ららりら

原神にリネームしたGeekbench 6の結果が良くないことも含めて、原神の動作”は”かなり微妙という印象。

realme UI 5.0(14.0.1.604/CN01)以降の改善に期待するしか無いです。

崩壊:スターレイル(Honkai:Star Rail)

Snapdragon 855・Dimensity 1000+メモリ6GBクラスが推奨スペックながら、同水準な原神よりも圧倒的に重たい「崩壊:スターレイル(Honkai:Star Rail)」での性能をテスト。

スターレイルのテストはトップクラスのGPU負荷を誇る、ピノコニー(黄金の刻)をグラフィック(最高)+60fps設定にて、一定のルートを更に負荷の掛かる黄泉の秘技「四相断我」を連打して移動し、30分間計測します。

hiro・ららりらで作成したスターレイル検証テストです。

ただでさえSnapdragon 8+ Gen 1以上のGPU性能が必須となるピノコニー(黄金の刻)でのテストに、フレームドロップが発生しやすい黄泉の秘技を重ねることで、下手なベンチマークテストを超えた負荷を”実ゲームで”掛けることを目的としています。

今までのピノコニーを30分間走るテストから大体5~7fps程度平均値が低下するため、目安の値も5fps下げています。

崩壊:スターレイル:ピノコニー(黄金の刻)/黄泉 四相断我無双移動テスト/30分間
テストタイトルの動作目安、性能の影響について
影響:GPUボトルネック
推奨の目安:Snapdragon 8+ Gen 1以上
平均フレームレート:40fps以上
最低フレームレート(1%):30fps以上
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
平均フレームレート:- fps
最低フレームレート(1%):- fps
平均消費電力:- W
最大バッテリー温度:- ℃

ピノコニー(黄泉 四相断我無双移動テスト)は、開始11分程度で温度上昇によってアプリを強制終了されてしまい、テストを完走できませんでした。そのため他機種のデータとの比較は出来ません…。

”黄泉 四相断我無双移動テスト”は急激に負荷を掛けるので強制終了されましたが、通常プレイ時での緩やかなバッテリー温度上昇では42℃を超えても強制終了しませんでした。

異常な負荷や急激なバッテリー温度上昇があったときにのみ、強制終了されてしまうものと思われます。

World of Tanks Blitz

World of Tanks Blitzで動作テスト。ミデルブルフにて、最高画質+自動解像度(OFF)で戦闘時のリプレイ映像を再生した際のフレームレートなどを計測。

World of Tanks Blitz(ミデルブルフ/リプレイテスト)
テストタイトルの動作目安、性能の影響について
影響:GPUボトルネック+最適化
推奨の目安:Dimensity 9300以上
平均フレームレート:90fps以上
最低フレームレート(1%):60fps以上
計測結果
realme GT Neo6 SE
(Snapdragon 7+ Gen 3)
平均フレームレート:65.7fps
最低フレームレート(1%):24fps
平均消費電力:8.41W
最大バッテリー温度:28.4℃

World of Tanks Blitz(ミデルブルフ/リプレイテスト)でのフレームレートは平均65.7fps、最低(1%)で24fpsでした。

草のオブジェクトがある丘の上では30fpsを下回り、軽めの市街地でも集団戦だと120fps維持は無理です。競技系のタイトルなので、基本的には画質を落としてフレームレートを稼ぐため下げれば問題ないものの、最高設定だと動作は微妙です。

その他:原神を720p→1260p化・CPU/GPUクロックも変更可能

ビジュアルプロセッサー(外部処理装置)は搭載していないものの、realme GT Neo6 SEはゲーム中に設定パネルから”Performance boost”や”HyperBoost”機能を利用できます。

HyperBoostではシステム負荷などを調整して、フレームレートを安定化させる”Ultra-Steady Frames”を有効にできます。

Performance boostでは、対応したゲームタイトルでUHD graphics(原神のみ?)とHyper HDR機能を有効化可能です。

UHD graphicsを原神で有効化した場合、Android端末で動作する標準のレンダリング解像度(720p)を画面解像度の1.5K(1260p)に上書き&レンダリングするようで、ネイティブの720pより高精細な描画で原神をプレイできます。(ただし…30fpsに制限)

デフォルトのレンダリング解像度(720p)
UHD graphics+レンダリング精度”高”でのネイティブ1260p(=1.5K原神)

簡単に比較してみると、720p(HD画質)では特有の靄がかかったような描画が1.5Kだと全体的にくっきりして、オブジェクトの潰れていた輪郭や陰影などがちゃんと描画されるようになります。

また、BalanceやGTモードなどの動作を切り替える設定から”Geek Performance Panel”という、特定の対応タイトルでroot権限無しで、CPU/GPUの動作クロックを変更できる機能も使えます。

対応タイトル①:原神(Google Play版でも可)

対応タイトル②:崩壊:スターレイル(Google Play版でも可)

ちなみに対応タイトルによってデフォルトなどのクロック値が違います。

Geekbench 6で強制的に利用したように、任意なアプリのパッケージ名を原神やスターレイルに偽装することでも使用できます。思っていたようには利用できませんでしたが…。

まとめ:シルバーコレクター?

良い悪い
・付属品が一式揃っていて実用的
・シンプルで落ち着きのあるデザイン&比較的軽量
・比較的使いやすいColorOS(realme UI)
・旗艦級なBOE S1の1.5K&8T LTPO対応ディスプレイ
・5500mAhバッテリー&100W充電対応
・Snapdragon 7+ Gen 3&UFS 4.0採用ながら安価
・背面の光沢感は強めで指紋や映り込みがやや目立つ
・対応バンドがやや弱め
・ベンチマークブースト&実ゲームでの性能が微妙
・BLU可能(ただし…申請可能な枠が月単位)

レビューした”realme UI 5.0(14.0.1.604/CN01)”だと、ゲーム性能が微妙&性能制限強めなので…ベンチマーク的にはSnapdragon 8+ Gen 1以上のポテンシャルを有してますが、 realme GT Neo6 SE(の7+ Gen 3)は結論を出しにくいです。

アップデートで改善する筈ですが…現時点だとSnapdragon 7+ Gen 3同士ならAce 3Vに軍配が上がり、ゲーム性能や電力効率的にはどうしても、8 Gen 2のコスパモデル(OnePlus Ace 3やiQOO Neo9)の方が良いため”一番手になれない印象”です。

性能部分を抜きにすると、ミドルレンジとしては破格と言っても良い旗艦級のBOE S1発光材のディスプレイや、シンプルで落ち着いた背面デザインが良く、その辺りを魅力的に感じる(or ゲームは興味無い)なら価格・総合的に悪くはない1台です。

hiro
hiro

正直…自分用ではなく、合作用で良かったと思っちゃいました。

最終的にrealme GT Neo6 SEはららりら兄弟が使います。

ららりら
ららりら

今後買うハイエンド機をメイン、Neo6 SEをサブ予定。サブなら十二分です。

(ちなみに記事作成から何回かアプデ来てますが、性能改善してないです…)

コメント

  1. 匿名 より:

    初の合同記事、おめでとうございます。
    お二人の得意分野が記載されていてボリューム的に満足感が高い記事でした。

    それにしてもAce3Vとここまで性能に違いが出るとは思いませんでした
    実機での動作レビューは重要ですね

    • hiro より:

      ありがとうございます。合同と言いつつ…ららりら兄弟に大分助けられました。
      1回目なのもありますが、やってみるとやはり中華圏の評価を再現するのは中々難しくて、できそうに見えて遠いなぁ…とお互いしみじみ思わされました。
      Ace 3VとNeo6 SEの例は、同じ系列でもいざ確認すると調整が違うことの良い例だと思います。(実はS・Whiteサンのレビューでも少し似た傾向)

  2. 匿名 より:

    実機での処理性能-消費電力比較とても参考になります。

    今後のハイエンドSoCの高価格化考えると7+や8sシリーズのミドルハイに期待していますが、
    先代の7+Gen2搭載のNeo5SEが(去年水準で)そこそこ高性能+低発熱省電力ってインパクトが強かったので
    7+Gen3は今のところパッとしない感じで今後の端末側のチューニングで改善してくれるといいのですが…

    • hiro より:

      7+Gen3と8sGen3は悪くないSoCですが、8+Gen1/7+Gen2持ちユーザーが買い替える程の存在ではないですね。
      記事中にも書きましたが、8Gen2採用のミドルハイ(Ace3やK70/値下がりしたGT5等)が優秀で他が相対的に微妙に見えて…ry。
      Neo5SE(7+Gen2)に特別不満が無ければ、Oryonが7シリーズに降りてくる or D8400(仮称)が出てきてから再考するでも良いかと。(ららりら兄弟曰く、レビュー後も特に改善は無いそうで…)