POCO F5・Redmi Note 12 Turbo向けカスタムROM、SomethingOSを導入する

Android

前々からRedmi Note 12 Turboでまた遊ぼうと思っていて、久しぶりに引っ張り出してPOCO F5・Redmi Note 12 Turbo(marble)向け、SomethingOSを焼いたので記事にします。

準備・使ったもの

ArrowOS/EvoX(GSI)→euROM→EvoX(Official)→HyperOS(POCO F5化)と来て、SomethingOS。

本当はProject ElixirのOfficial ROMを記事にでもするつもりでしたが、何かやらかしたらしく没に。

ParanoidはY700で試したく…定番のEvoXやLineageOS、crDroidは今更感があるのでAOSPAベースで新しめな、SomethingOSを記事にすることにしました。Note 12 TurboでのROM焼きはかなり久しぶりなので、最近のStockROMに焼き直した後に導入してます。

インストール

POCO F5・Redmi Note 12 Turboを(adb reboot bootloader等で)Fastbootモードにて起動し、adb環境(PC)とUSBデバッグ接続。

”fastboot boot +〇〇(リカバリーのパス)”コマンドで、TWRPをブートします。

TWRP起動後、高度な機能内にある”flashing TWRP”で一度、TWRPそのものを書き込みます。(多分TWRPはbootのみでも可)

消去から”スワイプでデータの初期化”→消去、Dataの初期化”yes”を実行、初期化後にTWRPのホーム→高度な機能→”ADB sideload”を選択して、”スワイプでsideloadの開始”を実行。PC側から”adb sideload +(ROMのパス)”コマンドでROMのインストールを開始。

ADB sideloadでROMのインストール完了後、再度TWRPで初期化して再起動。SomethingOSが起動します。

SomethingOS導入後、リカバリーはTWRPからSomethingOSの物に代わります。XDAを見るに古いTWRPだとReFlashやbootできないっぽいので、推奨の”twrp-3.7.0_12-v8.0t1_A13-marble-skkk”を使った方が良さげです。(個人的に無くても困らないので入れてないです)

root化(Magisk導入)する場合は、SomethingOSのzipファイルを解凍して中にある”payload.bin”をFastboot enhanceで開き、boot.imgを抽出してMagiskアプリ等でパッチし、改変したboot.imgを”fastboot flash boot”でフラッシュするだけです。

使ってみる

プリインストールアプリは標準的な内容で、YT Musicの上位互換なInnerTuneとMIUIカメラに変わっている程度です。(Flash ROMだけど)ストレージ部分でHDDっぽいのが表示されるのがポップで中々良いです。ランチャーは安定性と使い勝手に定評のあるLawnchair。

当たり前ですが…何処かのPixなんとかと違いWi-Fiタイル装備です。MIUIカメラは非ライカのPOCO F5の物を移植されてるっぽい感じです。

Snapdragon 7+ Gen 2のISP性能が8+並とはいえ、1/2型のOV64Bなので相変わらず”The・普通”。GCam入れた方が良いかもしれないです。

povo2.0のAPN設定後、モバイルデータ通信等は問題無かったです。

Dolby Atmosが導入されている他、地味に空間オーディオにも対応。Redmi Note 12 Turboなので音質自体は微妙ですが、軽く試聴した感じは無いよりは気持ちマシになってました。

ディスプレイ設定はカスタムROMとして標準的な内容。アダプティブリフレッシュレート(スクロール時120Hz、静止時60Hz)に対応してます。LTPO程の効果は無いですが、元々Redmi Note 12 Turboの電池持ちは120Hz固定でも優秀なので、ちょっと増強される感じになります。

アプリ部分で表示される箱入りドロイド君が尊いです(かなり気に入った)。システム部分も歯車だったり、SomethingOSは視覚に入ってくる他のカスタムROMとは違う、個人的に刺さる栄養素を感じました。パフォーマンス調整の”最適化プロファイル”にも対応です。

EvoXやcrDroid辺りの人気カスタムROM同様に充電コントロール機能対応、任意で%を指定して充電する上限を制御できます。

The EvolverやcrDroidの設定に相当する”Something”の項目内から、よく見るGoogleフォト無制限化やゲームタイトルへの対応FPS増加に偽造等が設定可能。ブートアニメーションをドット(Nothing風?)やPixelの物に変えたりもできますが、crDroidやEvoX程には充実してなさげです。

OSの更新は普通に来る&ローカルファイルから更新も可能です。Magisk環境だと検証に失敗してどちらでもOS上では更新できないです。

ベンチマーク

バッテリー項目内の”Performance Mode”からTurn ON、最適化のプロファイル”パフォーマンス”状態で性能を確認。

去年POCO F5・Redmi Note 12 TurboにGSIやカスタムROMを導入した際は、Snapdragon 7+ Gen 2のCortex-X2が2.59GHz以下に制限され、性能重視で使おうと思ったら2.91GHz動作が可能なeuROM or スロットリング無効化しか選択肢が無かったですが…。

SomethingOSだとCortex-X2は2.91GHz(2918MHz)で動作してました。多分、カーネルか温度制御の部分に変更があった or ビルド側で変わってると思います。 何にせよ、前と違ってSnapdragon 7+ Gen 2が制限無しで動作可能になったっぽいです。

AOSPAベースで軽い&Snapdragon 7+ Gen 2(Cortex-X2)が2.91GHzで動作するので、CPU側のベンチマーク結果は過去最高の値で、3GHz版のSnapdragon 8+ Gen 1やらDimensity 9000とほぼ同等なパフォーマンス。

GPUスコアはeuROMやHyperOSの方が若干上です。ストレージ性能はUFS 3.1として普通ながら前のようにランダムリードが激遅じゃなくなりました。

計測結果(Redmi Note 12 Turbo/SomethingOS)
シングルコアスコア:1684
マルチコアスコア:4493
Overall score:1913
Sequential write:613.3MB/s
Sequential read:1.3GB/s
Random write:18.9MB/s
Random read:23.2MB/s
Memory copy:15.1GB/s

レビュー記事と同じスメールシティ/夜蘭C1ランニングテスト(720p)で30分間、原神をプレイするとeuROMと同等、POCO F5化(HyperOS)より良い平均56.2fpsでした。が、温度制御が非常に緩い(Cortex-X2を2.91GHzで動かすために無効化?)のか、バッテリー温度が約48℃まで上昇。

各コアの動作周波数や温度はかなり高めで、SomethingOSのパフォーマンスモードは過剰かもしれません。

ピノコニー(黄金の刻)/黄泉 四相断我無双移動テストで30分間、スターレイルをプレイするとAce 3Vの記事で使ったPOCO F5化(HyperOS)以上な平均32.4fpsでした。バッテリー温度は脅威の約50℃で熱々な8 Gen 1化しており、7+ Gen 2とは思えない程に緩いです…。

樹脂筐体でも流石に50℃だと熱いので、ゲーム時はパフォーマンスモードにしない or クーラーで運用しないと精神衛生上良くないです。(7+ Gen 2で最高画質のスタレをやる人は少ないでしょうが…)

あとがき

SomethingOSはめちゃ気に入りましたし、いつの間にかRedmi Note 12 Turboの7+ Gen 2がカスタムROMでも、本気を出せるようになったのが知れて良かった反面、7+ Gen 2のタガが外れた状態なので…ゲーム性能目当てだとeuROMの方が相対的に安定してる印象です。

まぁ…Snapdragon 7+ Gen 2だとGPU性能的に原神辺りが限界で、最高設定だと厳しいので画質は基本下げますし、パフォーマンスモードにしなければ良い or 普段使いには影響ないので、AOSPAベースで12 Turbo向けに軽いROMを探してるなら、SomethingOSを推しておきます。

読む  POCO F4 GT/Redmi K50G(ingres)向け、Xiaomi euROMを導入する